フィギュアスケート観戦について思うこと

バンクーバー五輪シーズンからの永遠のにわかファン。皆違って皆良い、をモットーにマイペースに観戦しています。

個人的に好きなプログラム紹介

重たい話ばかりするのもあまり良くないですし、せっかくブログを開設したので、私が今まで見た中で個人的に好きだと思う選手の演技についてちょっと書かせていただこうかなと思います。

どの選手の演技も本当に素晴らしいので、順位などはつけずに本当に思いついた順にざっと挙げていきますね。。

 

浅田真央さん

ヴァイオリンと管弦楽のファンタジア

成長期でジャンプの調子の浮き沈みが激しい上に「子供っぽい」というイメージから脱却を図らなければいけない等色々と難しいシーズンでしたが、このプログラムは素晴らしいと率直に思いました。衣装チェンジが多かったですが、淡いパープルやブルー等を基調にした衣装はどれも素敵でしたね。。

ちなみに、この曲目当てで映画「ラベンダーの咲く庭で」も鑑賞しましたが、こちらはこちらで素敵な映画でした。

(余談になりますが、町田樹さん、宇野昌磨選手も後に同じプログラムを使用されていましたが、全く同じ曲でも表現に関しては本当に三者三様なのだなと興味深く思いました。。)

 

モスクワの鐘

この頃はさらにジャンプの調子がよくなく、ジャンプ構成も正直言ってトリプルアクセル頼みのかなりリスキーなものでしたがそういったことを差し引いても…というか、「後に引けないハイリスクな構成だからこそ」成立し得たプログラムだったのかな、と今になって思います。

まだ10代の少女にやらせるには「鐘」はあまりにも重すぎるという批判も当時はありましたが、引退後に真央さんご自身が「19歳の頃の自分は一番気が強かった、今は穏やかになった」と語っておられたことから考えるに、あのリスキーな構成で、なおかつ19歳の頃の「激しさ」を備えた彼女にしかできない演技だったのかもしれません。

 

羽生結弦選手

ホワイト・レジェンド

まだシニアデビューしたばかりの頃でしたか、ジャンプは高く美しく、しなやかさと力強さを併せ持ったすごい選手が出てきたなぁと思ったものです。

バイオリンの抒情的な旋律が羽生選手にピッタリで、また演じてほしいなと思っていたらその後のアイスショーで実現しましたね。彼自身にとっても思い入れの深い曲だったのでしょうか。

 

ロミオとジュリエット(2011-2012)

後に違うアレンジで滑っていましたが、個人的には2011~シーズンの方が好みですね。世界選手権のときだったか、途中で倒れてしまいフラフラになりながらも渾身の力で最後まで演じきった姿は今でも記憶に残っています。

 

この後からは海外のコーチに師事するようになり、その他色々な環境の変化はありましたが、今の羽生選手の原点と言えるのはやはりこのホワイト・レジェンドとロミオとジュリエットなのではないかな、と個人的には思っています。

 

SEIMEI

このプログラムは本当に伝説に残りましたね。彼の代表作になるかと思います。

現役引退のときにはもう一度ぜひ滑っていただきたいものです。

(文章が短い?いやだってあんな演技を見させられたら何も言えませんから笑 あと何年か経ってからもう一度SEIMEIの演技を見直したら、もう少し何か言葉が出てくるかもしれないですね。。)

 

宇野昌磨選手

ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア

スミマセン、本当にこの曲好きなんです…笑

真央さんは映画のストーリー自体とはまた別の解釈の「浅田真央」としての演技、町田さんはおそらく映画をしっかり鑑賞された上でストーリーそのものを表現されているのだろうなと思いましたが、宇野選手の演技は天性のものを感じさせられたというか、あの演技をもし映画のストーリーを知らずにやっていたのだとしたら、すごい感性の持ち主だなと驚嘆しました。

(彼はプログラムを演じるにあたってきちんと原作の映画や小説などは読み込むタイプなんでしょうかね?自分の中ではまだまだ謎が多い選手なので結構気になります笑)

 

鈴木明子さん

エストサイドストーリー

バンクーバー五輪での明るく元気いっぱいな演技が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。個人的には中国杯だったか、白のシャツを羽織った衣装の方が好きだったんですが…笑

 

O(オー)

ご本人もかなりお気に入りだと言っておられるプログラム、私も大好きな演技です。

明確なストーリーのない曲を滑ったことはないので新たな挑戦だとのことでしたが、彼女の演技は情景が目に浮かぶようで、悲しみや苦しみを乗り越えた上での生きる喜びのようなものがダイレクトに伝わってくるんですよね。

 

LOVE DANCE

Oから引き続きシルクドソレイユの曲です。後に本郷理華さんの振付の際にもシルクドソレイユのキダムというプログラムを与えたあたり、シルクドソレイユが相当お気に召したのかな?と思うんですがどうなんでしょう笑

 

村上佳菜子さん

ロクサーヌのタンゴ

髪をばっさり切って、黒いシックなパンツスタイルの衣装で臨んだプログラム。曲が早くなっていくごとにどんどん加速していくツイズル、ラストの感情が爆発するかのような渾身のステップが大好きでした。

苦手なアクセルジャンプを決められたときに思わず素に戻って「やった〜!」と笑顔になってしまうところあたり、佳菜子ちゃんらしくて良いなと思ったものです笑

 

本郷理華さん

キダム

先述した鈴木さん振付のプログラム。個性的な振付が散りばめられていて、本郷選手の長い手足と長身のスタイルを活かせるプログラムだと思います

 

リバーダンス

エネルギッシュで見ているだけで元気の出るプログラムです。振付は宮本賢二さんと聞いてなんとなく納得しました笑

何度か衣装チェンジがありましたが、どの衣装も素敵で本郷選手は衣装センスが良いな〜といつも感じています(もともとお顔立ちが華やかでスタイルも良いですしね) 

 

無良崇人さん

Shogun

オペラ座の怪人

男性らしさ、力強さ溢れる演技が印象的でした。羽生選手のトリプルアクセルが幅と着氷後の流れが美しいとすれば、無良さんのトリプルアクセルはとにかく高さと迫力において申し分ないものだったと思います。

好不調の波が激しい選手ではありましたが、順位やメダルなどは関係なしにずっと演技を見ていたいなと思う選手の一人でした。

 

とりあえず日本選手のみ、思いついた順にざっと書かせていただきました。。(もしかしたら後から追加することもあるかもしれません)

 

フィギュアスケートは採点競技である以上、どうしても具体的に数値化し、順位をつけなければいけません。

けれども、そういう競技的な側面とは別として、私の中ではどの選手の演技も大好きなので順位をつけることはできないんですよね。

なので、順位をつけるのはジャッジにお任せして笑、私自身はフィギュアファンの一人として、選手の皆さんの演技を楽しんでいきたいなと思っています。。